• 2015年06月25日

柏崎刈羽原子力発電所の早期運転再開に関する請願採択について

6月23日の柏崎市議会の最終日に、表記請願が採決され、賛成多数で可決採択

されました。6月18日には刈羽村議会において、同趣旨の請願が採択されています。

この請願は地元商工会議所が提出したもの。これまでも、原子力発電所稼働停止に

よる地元商工事業者への影響が出ていることを訴えられていましたが、

今回このような形で地元議会にも判断を求めたものと解釈しています。

 

規制基準に基づく審査が進んでいる今の段階で、今後求められるであろう「地元

同意」ということを睨み、一日も早い運転再開を望む方々が、このような請願を

提出するというのは理解はできます。

しかし、今年3月まで私も柏崎市議会に席をおいていましたが、審査終了後の原子

力発電所の運転についてどう考えるかは、議会内で議論はしていなかったと認識

しています。

また柏崎市が策定を進めている防災計画も、まだ道半ばです。多分、市民の中には

早期運転を求める考えとともに、もしも事故が起きた時の不安を感じている方々

も多く存在すると私は思っています。

請願採択についての新潟県知事のコメント

請願採択についての新潟県知事のコメント

泉田新潟県知事は、23日に早速コメントを出されました。

知事は以前から、「福島原子力発電所事故の検証が不可欠」「事故の検証ないまま

で作られた規制基準自体がそもそも安全を確保できない」と主張しておられます

が、今回のコメントも同趣旨のものとなっています。

本当の市民・県民レベルの話し合いの必要性が高まっていると思います。