• 2013年08月04日

長岡市乙吉地区の災害ボランティア

7月30日に降った大雨で、新潟県長岡市にも大きな被害が出ました。

8月1日午前1時ころには、長岡市寺泊山田で住宅裏の山から土砂が崩れ落ち、倒壊した住宅で60歳代の男性が死亡するという事故も発生しました。

長岡市社会福祉協議会は、災害ボランティアセンターを設置しボランティアを募集。8月1日のTVニュースなどで、4日(日)までボランティアを募ることが報じられました。

8月2日(金)、私も長岡市へ。朝9時の集合時間には多くのボランティアが長岡市民防災センターに集結。

受付にあたっていた社会福祉協議会職員によれば、8月1日には200人、2日には300人の人が参加したそうです。防災センターに集まるボランティアの皆さん

見回したところ、一般の人に併せて、高校生、企業の社員の皆さんが多く参加されていました。

ボラセンの運営も、受付からオリエンテーション、ボランティアの送り出しまで非常にスムーズでした。

また現場である乙吉町公民館にも現地本部を設置し、器材などの貸し出しや、手助けを必要としているお宅とボランティアとのマッチングを実施。

混乱もなく各自が作業に入ることができたようです。

 

乙吉町は栃尾に向かう榎トンネルの手前集落で92世帯。うち90世帯が浸水したという被害が大きい集落でした。

集落内に川が流れ、その川に沿って左右に住宅が建ち並んでいます。

橋の欄干には流木や家財などが引っかかっており、川を横断して各戸に出入りするための橋は軒並み流されて、仮設の橋が架けられていました。

水の勢いの激しさを物語っています。

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私がうかがったお宅は比較的上流のお宅で、私の他には新潟から参加したという女性二人と、中越地震ではボランティアに助けられたという地元の女性、そして国際石油開発帝石株式会社の男性ボランティアというメンバー。

車庫や物置小屋に流れ込んだ土砂をかき出すという、結構重労働の作業だったので、男性ボランティアの仕事ぶりが頼もしく見えました。